「スティーブ・ジョブズ」に見る、売りモノ磨き
私、“伝記物”、というジャンルが好きです。
特に映画の場合、2時間ほどで済むのがいいです。
本も読みますが、時間がかかります。
これが映画の良いところです。
ジョブス本もたくさんあります。
没後に出た上下本も、その分厚さに圧倒され、
読まずじまいです。
で、映画「スティーブ・ジョブズ」です。
大学生から、i-Podを発表するところまでを描きます。
いくつかの本で読んだジョブズの名言が、
シーンとともに描かれるのが、うれしいですね。
“リスクをおかせ!チャレンジを恐れるな!”
“シンプルかつビューティーであれ!”
“おばあちゃんでも使えるコンピューターにしろ!”
“パソコンということを忘れて、最も美しいデザインを考えろ!”
“IBMやデルのようなクソと競うな!”
“「無理」という言葉は聞きたくない!”
“クレイジーであれ!”
などなど・・・。
改めて、
ジョブズは経営者ではなく、
エンジニアであった、
ということが、よくわかります。
妥協を許さず、常に10年先を行くような、
他社よりも圧倒的的にグレートな商品を追求します。
その要求に応じれない技術者は、去って行きます。
しかし、粘り強くミッションをクリアする技術者もいます。
そのような人物は皆、どこか風変わりでクレイジーです。
登場するクレイジーなエンジニア達はみな、
ビジネスマインドよりも、オタクマインドなのです。
オタクマインド集団のカリスマがジョブズであり、
経営マインドオンリーの役員達を、困らせ続けたわけです。
とはいえ、
革新的な商品を生み続けたジョブズの偉業には、
売りモノ磨きで学ぶべきものが詰まっています。
改めて、分厚い伝記本も、読んでみたくなりました。
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