優良誤認の○理士たち ①
①マイクロフィルムならOKです
食品業界では、メニューの優良誤認が大問題です。
芝エビと表示しているけれど、そうじゃなかった。
ステーキと表示しているが、そうじゃなかった。
まあ要は、実態はそうでもないのに、
それ以上に良いように、勘違いしてしまうこと、ですね。
しかし、
そういったことは、食品メニューばかりではありません。
経営の身近な存在でいえば、
税理士、会計士の先生たちにも、一部、おられますね。
聞く側の立場としては、税理士、会計士といえば、
専門家と思っています。
〝じゃあ、何の専門家と思いますか?〟と訪ねると、
〝いやぁ、それは・・・、税理士は税の専門家でしょう・・・。〟
となります。
しかし、税といっても、ひろうござんす、なのです。
このようなことがありました。
領収書を電子化して保管しよう、となり、
経理担当が、
〝顧問の税理士にも確認しておきます。〟
ということになりました。
で、その結果を聞くと、
〝マイクロフィルムはOKだそうです〟
との返事を聞き、そのアホらしさに笑ってしまいました。
〝いやそれは、パソコンがなかった時代のものでしょう!〟
ということです。
マイクロフィルムなんて、
「スパイ大作戦」や「007」に出てくる世界です。
が、いまどき、そんなものに保管する企業はありません。
そもそも、どこで売っているんだ?ということです。
つまり、
資格をもとに商売する職業でありながら、
持ち得る知識・情報が古すぎるのです。
これが、優良誤認の原因です。
ちなみに、3万円以下の領収書なら、
スキャナー保存はOKです。
(ただし、税務署への電子保存申請が必要です)
くわしくはこちらから。「DENSIHOZON.pdf」をダウンロード
優良誤認の先生方を、
信じて行動させられる側は、
たまったものではありません。
〝えっ?本当にそうなのかな?〟
と思うことがあるなら、
別の税理士に聞くなり、インターネットで調べるなり、
してみてください。
(古山喜章)
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