ページ別アクセスランキングから見る2013年 ④
2013年12月21日までの、
今年度ページ別アクセスランキングは、
次の通りです。
1位 少人数私募債の利子課税改正① 確たる証拠はありますか?
2位 少人数私募債の金利①
3位 平成25年高卒初任給調査データ
4位 これでもダメと言いますか? 電話加入権の除却
5位 平成25年 大卒平均初任給
6位 林原の破綻劇を読む
7位 残存簿価は1円になっていますか?
8位 異物混入対策となる、明るさの管理
9位 どうなる?少人数私募債の利子課税
10位 朝礼・終礼・ミーティングのポイント
④林原など、破綻もの本
正しくは、同族追放劇もの、というべきでしょうか。
林原も、円谷プロも、大王製紙も、
事業としては、現存しているわけですから。
破綻本読者の多くは、経営に直接携わる方なのでしょうね。
林原の「破綻」は、書店でも長きにわたって、
ベストセラーの棚におかれていました。
上記3つに共通するのは、
同族の誰かが、取締役会や株主総会などの決議・協議なく、
事を進めてしまっていた、
ということです。
さらに付け加えて言えば、
株式や財務に関する知識に明るくなく、
サポートする人物もいなかった、
ということです。
これらのことは、多くの中小企業が、思い当たることです。
株主や取締役が、勝手な動きをしていて、
突如、思いも寄らぬトラブルが舞い込んできた、
という出来事が、後を絶たないのです。
で、
〝どうしたらいいでしょうか?〟
となるのです。
打つ手はいろいろありますが、
やはり、後手にまわることは否めません。
本業以外のことに、時間もコストもかかります。
それに、
多くの場合、起こるべくして起こっているのです。
これまで大丈夫だったから、明日も大丈夫、
ということは、ないのです。
株主や役員のなかで起こるトラブルは、
本業の利権がからむほど、激烈、ドロドロになります。
その見本が、林原、円谷プロ、大王製紙、なのです。
業績が好調な会社ほど、トラブルの種をはらんでいるのです。
その芽がでないよう、
株主総会、取締役会など、やるべきことは、
しっかりやっておいてほしいのです。
で、気持ちよく、新年を迎えることができてほしいのです。
(古山喜章)
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