ゴルフ会員権の損益通算廃止
個人所有のゴルフ会員権売却損の、
所得控除が認められなくなる。
ということが、
2014年の税制改正に盛り込まれそうです。
おそらくその方向で決議されるでしょう。
ある企業で、
固定資産の除却を経営者とともに検討している際、
ゴルフ会員権の話しになりました。
〝売却できるゴルフ会員権はないですか?〟
〝もう以前に、私が個人で買い取りました。〟
〝えっ、今はその値段、どうなっているの?〟
〝私が買ったときよりも下がっているようです〟
〝それじゃあ、
今のうちに業者を通じて売却したほうがいいですよ〟
〝えっ?なぜですか??〟
〝来年から、損益控除が認められなくなりそうですよ〟
というやりとりがありました。
所得控除から外れることを知らない、
という方が、まだまだ多いのだと感じました。
その経営者の場合、
〝使うこともあるから、売るのはどうかなぁ・・・〟
とおっしゃっていました。
〝じゃあ、いったん売って、
また安く買えばいいじゃないですか。〟
〝あっ、そうですね。〟
ということで、売却されることになりました。
同じように、
個人でゴルフ会員権を持っている、
という方もたくさんいると思います。
まあたいがい、取得したときより、
値段が下がっているでしょう。
今年のうちに売却して損を出せば、
所得控除ができ、節税できます。
少しでも、手元にお金を多く残せます。
来年からは、おそらくできません。
さあ、いつ売りますか?
〝あとでしょう!〟
という方はいないと思うのですが・・・。
(古山喜章)
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