お気に入りの一本 ③
③フォレスト・ガンプ
1950年代から80年代のアメリカを背景に、
フォレスト・ガンプという名前の、
主人公の生き方を描きます。
私がこの作品を好きなのは、
この主人公が、来るもの拒まずで、
全てを受入れ、目の前のことに最善の努力をする、
というところです。
フォレスト・ガンプは、知能指数が少し低いです。
が、とにかく、素直で努力家なのです。
成長の過程で、さまざまな誘いを受けます。
“フットボールをやらないか?”
“軍隊へ入らないか?”
“卓球をやらないか?”
“エビ取り船のキャプテンにならないか?”
で、
“じゃあやってみよう”
となり、その道を究めて行きます。
その都度、大きなものを得て行きます。
しかし、多くの苦しみも味わいます。
この姿勢は、仕事をする上で、とても大切です。
誘いが来る、というのは、いわばチャンスです。
それを、
“いやぁ・・・、それはちょっと・・・”
“やったことがないので・・・”
などと、拒む方がおられるのです。
そんな方に限って、
“自分は運が良くない・・・”
などと、嘆きます。
それよりも、
“まず、手を抜かずにやってみる”という姿勢が、
仕事も人生も豊かにしてくれるのです。
こんな場面があります。
アップルコンピューターの株式を手に持って、
こうつぶやきます。
“親友の勧めでリンゴの会社に投資をしたら、
ものすごい大金が振り込まれてきた。
リンゴって、儲かるんだな”
とまあ、こんな調子なのです。
なりふりかまわず、取り組みます。
年始など、
素直な姿勢を取り戻したいときに、
見たくなる作品なのです
(古山喜章)
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