新時代のレジ ①
店舗オペレーションで、
最大のネックになるのが、会計業務です。
混雑時ほど、客もイライラが募ります。
会計業務を速くして回転をよくすることが、
他店との差別化にも繋がるのです。
①画像認識レジ
パン屋さんでの会計業務簡素化のために開発された、
これまでになかったタイプのレジです。
運用手順の動画を、こちらから見れます。
パン屋さんで、トレーにパンを乗せてゆきます。
で、そのトレーを会計のテーブルにおきます。
テーブルの上にはカメラがあり、トレー上のパンを認識します。
その認識で、会計が行なわれます。
所要時間は、約1秒です。
これは、圧倒的に速いです。
似た候補があるときは、モニター画面に候補名が出ます。
で、商品を確定させることで、
システムの学習機能が働き、精度がさらにアップします。
つまり、商品別のアイテム登録時に、
名前や値段に加えて、画像を登録するわけです。
考えてみたら、今の世の中なら、可能な技術です。
今はまだ、パン屋のレジは、ポスレジの手打ちが主流です。
商品現物と商品名、レジボタンの場所を覚えている人は、
それなりに速いです。
が、そうでない人が会計をすると、時間がかかります。
画像認識なら、今日初めて仕事に入った人でも、
会計にかかる時間は変わりません。
これは、パン屋の事例ですが、ケーキ屋でも使えます。
同じく、会計業務のオペレーションがネックだからです。
さらにケーキの場合、注文された商品を、
どのサイズの箱に、どのような配置で詰めれば良いか、
が、まだまだ経験則によって成立しています。
画像認識を使えば、その問題さえ、
クリアさせることが可能になるのです。
ボタンを押す、バーコードで読み取る、
といった方法より、画像認識は速いです。
作業者の習熟度も、ますます不要です。
会計のセルフ化も、可能になってきます。
客の回転をアップさせ、労務費を下げるツールとして、
広がってくるかもしれません。
(古山喜章)
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