初めてのクレジットカード
アナログから抜け出せない。
そんな経営者は、まだまだおられます。
なかには、
携帯電話を持たない、
パソコン・メールを使わない、
ETCを使わない、
という、3拍子がそろっている方もおられます。
〝不便じゃないですか?〟と尋ねても、
〝普通の電話で特に問題ないですよ。
パソコン・メールは、他の社員に任せてます。
ETCは、なんだかだまされているような気がして・・・〟
と、アナログ度は強者です。
しかし、
それでもクレジットカードは1枚だけ、持っているそうです。
それも最近のことで、それまでは、
〝ウチの近所でカードなんて使うところはないから・・・〟
と、クレジットカードも持たなかったそうです。
〝なぜ持つようになったのですか?〟
とお聞きしました。
東京出張の際、ホテルで精算をしていると、
周りの方々が皆、ゴールドのクレジットカードで、
素早く精算していたそうなのです。
自分だけが現金で、時間も長くかかったそうです。
それが恥ずかしく、イヤだったそうです。
で、出張を終えて会社に戻り、
すぐ銀行に電話をして、こう言ったそうです。
〝いますぐに金色のカードを持ってきてくれ!〟
まあ、すぐには持ってこれないのですが・・・、
気持ちはわかります。
結局、
周りの人が自分よりも素早く処理を済ませている、
あの人たちがちょっとうらやましい、
そうでない自分がちょっと恥ずかしい、
自分は遅れているのではないか、
と感じて初めて、新たなやり方に動くのですね。
アナログからの脱却の出口は、
それでもかまわないと思うのです。
その感度が強ければ、切り替えは速く、
感度が弱ければ、切り替えは遅くなります。
変化の激しい現在、
その感度は強くあってほしい、と思うのです。
(古山喜章)
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