人集めの差別化は、できていますか?
〝人が集まりません!〟
〝募集を出しても電話すらないです!〟
飲食業やサービス業では、人集めが深刻化しています。
しかし、なかには、
〝たくさん集まりすぎて、採用が大変でした〟
という声を聞くこともあるのです。
例えば、介護業です。
新聞の折り込みなどを見ても、
介護業の募集広告はいくらでもあります。
そのなかで、
〝お断りするほどの、募集がありました!〟
という企業がありました。
〝どうしてそんなに集まったの?〟
とお聞きしました。
すると、
次のような募集内容にされていました。
①勤務は1日2時間からOK
②無資格者歓迎
③早朝・夜勤のみの方、歓迎
④年齢制限なし
⑤子連れ勤務できます
いかがでしょうか?
〝2時間からの勤務なんて、シフト管理が大変!〟
〝資格者のほうが、教えやすい〟
〝夜勤だけの人はカネ目当てが多い〟
〝年寄りがくると、現場の若いスタッフが教えづらい〟
〝子供がいると、シフトに穴があくことが多い〟
などといって、避けがちな条件を、すべてOKにしたそうです。
どことも人がほしいのですから、
要は、他社との差別化をどう図るのか?
ということなのです。
なのに、受け入れ側の都合ばかりを考え、
応募条件にいろいろ縛りをいれてしまう、
という企業が多いのです。
それでは人は、来ないのです。
まずは、いかに応募しやすくするか、
が、人集めの鉄則です。
応募者のニーズに耳を傾け、
そのニーズにお応えできる体制を準備するのです。
〝そんなこといっても、簡単にできませんよ!〟
と、言われます。
そうです。
簡単にできないことをやってしまうから、
人を集めることができるのです。
結局は、人集めの差別化に、
本気で取り組んでいるかどうか、なのです。
それで、集まり具合に差がつくのです。
(古山喜章)
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