即時償却って何ですか?⑤
即時償却の対象は、
(1)先端設備 か (2)改善設備 の
どちらかです。
これから、それぞれの、
「ちょっと気になる」を、説明します。
まず、(1)先端設備です。
Q1 証明書の発行手続の流れは?
設備を生産した設備メーカーに発行を依頼する
↓
メーカーを通して、工業会等の確認を受ける
↓
工業会等からもらった証明書は、メーカーから入手する
↓
税務申告の際、確定申告書に証明書を添付する
メーカーに、
「生産性向上設備を検討しているんだけど」
と伝えておけば、あとは彼らに動いてもらうだけです。
Q2 比較すべき旧モデルがない場合は?
→最新モデルであることが、即時償却の条件です。
Q3 既製品をカスタマイズした設備は対象となるか?
→特注品でも、中心的製品がある場合は対象となります。
Q4 輸入設備(海外メーカー)の扱いは?
→輸入した設備も対象となります。
(要件に合致することを示す判断材料があること)
Q5「生産性向上」の指標はどう決まる?
→メーカー側が、ふさわしい指標を選択します。
Q6「年平均1%以上向上」の比較対象は何か?
→設備メーカーの一代前のモデルと比較します。
※会社が現在使っているモデルではありません。
Q7 旧モデルであるか、全く別のモデルであるかは、
誰がどのように判断するのか?
→型番や用途等を考慮して、
設備メーカーが判断します。
経産省のホームページを見ると、
手引きや申請書の様式を見ることができます。
こちらからご覧ください。
(福岡雄吉郎)
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