サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
フォト

井上和弘の新刊発売!

古山喜章の新刊発売!

  • 古山喜章の新刊「持たざる経営」
    古山喜章の新刊「持たざる経営」(出版:日本経営合理化協会)が発売となりました。内容詳細&ご購入のお申込みはこちらからどうぞ。

福岡雄吉郎「賢い節税 100の打ち手」CD発売!

  • 福岡雄吉郎「賢い節税 100の打ち手」CD発売!
    知らないと大損する!社長個人と会社のお金を正しく守る実務。 1話4分、全100項で、どこから手を付けてもお金が残せる実務を解説しています。  皆で頑張って稼いだ会社と社長のお金を1円でも多く残し、いざという時でも安心できる「お金に困らない経営」を実現するため、本CDの講話をいち早くご活用ください。

後継社長塾 修了生の声

経営経典・今日一日の額縁申込み受け付けます

  • 「井上教経営経典・今日一日」の額縁申込みを受け付けます
    価格20,000円(送料込み) ※色は黒色のみ。 商品の発送は、10月下旬になります。 お申込みは、下記メールアドレスまで。 ico@pearl.ocn.ne.jp

« 投資を考える 其の1 | トップページ | 税務調査は怖いですか?④ »

2014年3月11日 (火)

相続・株式対策にまつわる社外流出 ③

③株式返還の文書を事前に交わしておく

こんなことがありました。
経理担当者が、あることに気づきました。
すでに退職した役員が、株式を持ったままだったのです。
退職後、3年を経過しています。
〝社長!3年前に退職した〇〇さん、株式を持ったままです!〟
〝えっ!あのとき買い戻したんじゃなかったっけ?〟
〝社長が買い戻す話しをすると言っておられて、結局、そのままです!〟
〝そういえば、そうだったな・・・。〟
で、この場合、無事に連絡が取れ、スムーズに買い戻せました。

しかし、
このような場合、トラブルになることもあります。
退職のしかたが円満ではなかった。
株を持った元役員が亡くなり、株式が家族に相続されていた。
などという場合、ことは簡単には進みません。
往々にして、もめます。
で、それなりの資金と時間がかかります。
要は、社外流出が発生してしまうのです。

このような事態を防ぐには、株式を渡す際、
覚え書きを交わしてくことです。
例えば役員に渡すのであれば、
「役員を退任する際は、
会社の申し出に従い、株式をすべて譲渡します。
譲渡価額は1株〇〇円とします。」
などという文面の入った文書を作成し、
その役員の署名・捺印をもらうのです。
要は、種類株式でいうところの、
取得条項のようなものを、
社内的に付けてしまうわけです。

このような文書が、
トラブルになった時には、有効になります。
トラブルがなければ、それでよしです。

役員や同族以外の方に株式を渡す場合は、
必ずこのような証拠書類を、残しておいてほしいのです。
署名・捺印をいやがる方には、
株式を渡さないでほしいのです。

(古山喜章)

« 投資を考える 其の1 | トップページ | 税務調査は怖いですか?④ »

事業承継・M&A」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 相続・株式対策にまつわる社外流出 ③:

« 投資を考える 其の1 | トップページ | 税務調査は怖いですか?④ »

福岡雄吉郎の「賢い節税2025」セミナーのお知らせ

  • 福岡雄吉郎「賢い節税2025」セミナーのお知らせ
    2025年1月29日(水)大阪、2月4日(火)東京(オンライン受講あり)にて。10時30分~16時00分。2025年の税制改正を踏まえての大好評の「賢い節税」セミナーです。 お申込および詳細はこちらから。

おすすめブログ

2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

最近のトラックバック

2024年 ご挨拶動画