ゴルフ会員権の減損を未だ 処理していないの?
先日、某ゴルフ場で そこの個人正会員である中小企業の女性経営者と
ゴルフを楽しくさせていただいた後、夕食の席で、
「バブルの時は、あのゴルフ場は盛況で入会金も高かったのよ!
私、他に3か所も所有していますが、本当に損して ばかみたい!
特にあのゴルフ場 銀行の薦めもあって そこの銀行から借金して 買ったのよ・・・」
と嘆き節を聞く羽目になりました。
「あの・・・ 今年3月末まで とうとうゴルフ会員の損金算入、損益通算は終わるのですよ!」
「なんですか? それ?」
「売却すれば 赤字が出るでしょう・・・
その赤字金額を貴方の高額給与分と合算して
支払税金分が還付されるのですが・・・」
「えっ そんなのあるのですか?
ちょっとは聞いたことがありますが・・・
売却したら私、ゴルフできなくなるじゃありませんか?」
そこに居合わせた2人の経営者 (既に実施済み) は、あきれ顔で
「そんなことも知らないで 経営しているの?」
「だって 個人でしょう・・・」
「しかし、確定申告は 税理士にしてもらっているんだろう!
ひどい顧問税理士だなーーーー」と他の二人の経営者は言う。
確定申告などは、税理士事務所の職員が事務的にするので、
そんなことまで親身になってやってはくれないのは 普通だと思います。
「貴女の友達にゴルフ会員業者がいるって言っていたろう・・・
その人に少額の手数料を渡して、買ってもらい、
貴女の会社で購入すればいいじゃない!」
「何してんだい! もう 日数も1か月しかないぞ!
早くやれよ! 来年の5月には 還付金がもどってくるぞーーー」
いやはや まだまだ税知識に疎い方が多いのには 驚いてしまします。
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