相続・株式対策にまつわる社外流出 ①
ICO経営道場 師範の古山です。
新たなリレーブログで、よろしくお願いします。
金利や法人税による、
稼いだお金の社外流出を防ぎたい。
これは、すべての経営者の思いです。
加えて経営者には、
相続・株式対策、という問題もついて回ります。
ここにも、社外流出の危機があるのです。
①株式の買い取り費用
〝分散していた株を買い戻しました〟
〝会ったことのない株主から突然、
株を買い取ってほしい、と言ってきました〟
といった話しを、時々お聞きします。
で、
〝そのお金はどうしたんですか?〟
とお聞きします。
すると、こんな返答をいただきます。
〝会社から借りて個人で買いました。〟
〝貯めていた自分の資金で払いました。〟
〝会社が買い取りました。〟
なかには、
〝個人で銀行から借りて払いました〟
という方もおられます。
どのようなパターンであれ、これも社外流出です。
経営者個人のお金であっても、本来は、
もっと経営に直接貢献する形で使いたかったはずです。
単なる株式の買い取り費用には使いたくなかったはず、
なのです。
会社が買い取ったなら、なおのことです。
しかし、この根源をたどると、
見えてくる原因は共通しています。
〝先代が遠い親戚にまで株を渡していた〟
〝兄弟は公平に、と、後継者以外の兄弟にも渡していた〟
〝元役員に渡した株が、そのままになっていた〟
などなど。
要は、
1)むやみに株式を分散させていた
2)渡したまま、放置していた
ということです。
「始末」をつけておく、
ということが、なおざりになっていたのです。
株価が低いときに、
〝買い取ってくれ!〟
となったなら、まだましです。
しかし、たいがい、どこで聞きつけたのか、
株価が高いときに、
そんな話しが舞い降りてくるのです。
きてからでは遅いのです。
そのような話しが来ないよう、
対策をしておくことが、必要なのです。
(対策は、次回に・・・)
« 今日から リレーで 走らせていただきます | トップページ | 個人保証、とれます »
コメント