いませんか?「だからできない病」の人 ③
あらゆる経営の場において、
「だからできない病」は、阻害要因です。
③製造現場の「だからできない病」
かつての勤め先で、
ジャスト・イン・タイム生産方式、
の事務局をしていた時期がありました。
そのとき唱和していた十箇条に、
〝できない理由より、やる方法を考えよ!〟
という文言がありました。
しかし、
今に至っても、様々な製造現場で感じるのは、
できない理由を並べたてる、
「だからできない病」なのです。
〝〇〇〇という機械があるから、試してみろ!〟
と言うと、
〝いやぁ、
前に同じような機械で試したことがあるけど、
ダメでした。〟
等と言います。
で、〝それは、いつの話し?〟と聞くと、
〝5~6年前、ですかねぇ・・・。〟と言います。
〝同じような機械って、どこの機械?〟
機械もその頃から改良されているだろうから、
もう一回試せ!〟と言います。
挙げ句の果てには、
〝このしばらく、バタバタした時期が続くので、
ちょっと落ち着いてから・・・。〟
等となります。
結局、やりたくないだけ、なのです。
決まったやり方、慣れたやり方を、変えたくないのです。
つまり、変化に対応するのがイヤなのです。
終わりなき業務改善を、仕事と思っていないのです。
今時、変化に対応できない、しようとしない社員は、
はっきりいって、いてもらっては困る人です。
業務改善が、給与に含まれていると思っていないのです。
いつもの仕事+アルファのことは、やりたくないのです。
ならば、
給与の一部を「作業改善手当」に置き換え、
就業規則に明記する、くらいすればよいのです。
で、
「改善による生産性向上が見られない場合、
その支給の全部または一部を打ち切ることがあります」
とすれば良いのです。
作業改善が重要であることを知らしめるには、
給与と直結させるのが、一番です。
現場の「だからできない病」を駆逐するには、
危機感を持たせることが、必要なのです。
(古山喜章)
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