てごわい滞納者その1
都内の介護施設で、
3人の利用料が未回収のままで、
ほったらかし、ということが分かりました。
いまは、3人とも施設を使ってなくて、
聞けば、みな1年以上前の利用料です。
ろくに、督促なんてしていません。
困りました。
しかし、放っておくわけにいきません。
時間がかかりましたが、
3人とも何とか回収できました。
①Aさん:粘り強く督促した結果、一気に回収
②Bさん:相手に条件を決めさせて、分割して回収
③Cさん:裁判所の力を借りて回収
ケース①Aさん:粘り強く督促した結果、一気に回収
地味ですが、根気よく督促しつづける。
まずは、これが一番です。
Aさんに電話します。
「×年×月の利用料が未回収になってます。
○月○日までに払ってください。」
こういっても、当然、
すぐに払ってくれませんでした。
ここで払ってくれるような相手なら、
最初から払ってくれています。
締め切りを過ぎても、支払がなかったので、
その日のうちに、事務員からすぐ電話です。
「あの~、今日がお支払日になってます。
まだお支払いただいてないようですが、いかがですか?」
と、相手は、こう言います。
「あぁ、すいません。すぐに払いますよ。
ちょっと待っててもらえます?」
ここで、
「あぁ、はい、わかりました。
なるべく早めにお願いしますね。」
という対応では、いけません。
このとき、必ず、
「いつでしたら、お支払いただけるでしょうか?」
と、相手に期日を決めてもらうことです。
まずは、期日を決めること、これが大切です。
回収に弱い会社は、
これができていないのです。
(福岡雄吉郎)
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