人材不足を補う「IT技術」 ③
サービス業や飲食業では、
人材不足が深刻化しています。
労務コストは、間違いなく上がります。
ならば、人手がかからない方法を、考えれば良いのです。
③画像認証技術の活用
以前、画像認識によって、
会計を1秒で済ませるパン屋を紹介しました。(こちらの記事)
この画像認識技術は、もっと使えると考えています。
例えば、
飲食店のクレーム対策に使えないかな、と考えるのです。
調理場から、できあがった料理を出す、デシャップ場に、
カメラを取り付けるのです。
で、出す料理をすべて、撮影して記録するのです。
あるいは、
その時点で、メニューに間違いが無いか、
基準通りのできあがりになっているか、
画像認識技術でチェックできるのでは、
と、思うのです。
“頼んだものと出てきたものが間違っている!”
“写真と、でてきた料理が、見た目に違いすぎる!”
飲食店では、こんなクレームが、絶えず発生します。
その都度、現場スタッフは振り回されます。
余計な時間を費やします。
そもそも、ほとんどの場合、
調理場からどのような料理が出されているのか、
本部では、まったく把握できません。
特に、店を出た後のお客様からクレームがあると、
現実はどうだったのか、わかる術がないのです。
で、調理場に確認します。
調理場も、いちいち覚えていませんから、
適当に、自分たちのいいように返答します。
その返答をもって、
“調理場に確認しましたところ・・・・”
などと、お客様に連絡します。
しかし、お客の方は、
スマホなどでその場で写真を撮っていたりします。
結果、いいかげんな返答は、かえって火に油を注ぎます。
これは、私自身、つい最近、
あるホテルのレストランで経験したことなのです。
私は証拠写真を撮っていると言っているのに、
それを確認せず、現場の声だけを聞いて対応し、
その内容が、あまりにもいいかげんだったのです。
だから、
画像認識技術で全品、撮影できればいいのに、
と感じたのです。
そうすれば、調理場にも、
常にチェックされている、という実感がわきます。
自分本位で現場本位の仕上がりは、減るはずです。
商品の質を均一化し、安易なクレームを減らして
時間ロスを減らすためにも、
デシャップでの画像認識技術の活用を、推奨するのです。
(古山喜章)
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