営業外売上は売上高に入れる
決算書を見ると、
営業利益よりも経常利益の方が大きい、
という場合があります。
要は、
営業外収益が、極端に大きくなっている、
ということです。
しかも、それが常態化している、
ということが多いです。
それならば、
“その売上を「その他売上高」として、
売上高に計上しなさい”
というのです。
そうされた会社の経営者が、
決算書を見せてくれました。
これまで、
営業利益よりも経常利益の方が大きい、
という状態でした。
それが、
経常利益は変わらず、
営業利益は経常利益よりも大きい、
という決算書になりました。
つまり、営業利益率が改善されたのです。
このことが、
銀行対策には大きく影響します。
銀行は、営業利益を重視します。
ならば、営業利益が大きくなうような決算書に、
しておいてほしいのです。
銀行借入のウエイトが大きい企業なら、なおのことです。
その経営者が税理士事務所に、
“どうして営業外収益に計上しているんですか?”
と尋ねたら、
“本業以外の収入なので”
との回答だったとか。
結局、たいていの税理士は、
“本業以外の収入は営業外収入”という、
ハンで押したような方程式に基づいて処理しているだけです。
銀行対策への配慮など、彼らには、
無関係であり、無知なのです。
それでも、お願いすれば、
そのように処理してくれるだけ、ましです。
お願いしてもかたくなに、
これまでの処理を変えようとしないなら、
その税理士事務所を、変えた方がよいでしょうね。
(古山喜章)
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