不正、毎日おきてます②
Google(グーグル)を使って、
「着服」「横領」のニュースを集めています。
前回の記事(4/30)から昨日(6/24)までで、
ニュースになったのは51件です。
やはり、毎日1件、のペースなのです。
で、どういうところで起きたかというと、
・伊予鉄道 (売上金985万円 着服)
・不動産仲介業 (手数料2715万円 着服)
・郡山市の農業器具販売会社 (預金1500万円 着服)
・JA大分 (葬儀代600万 着服)
・SUMCO (東証一部、不正送金1億2000万円)
・タイムズ (プリペイドカード売上金1540万円 着服)
・NHK釧路 (出張費155万円 着服)
・神戸老人ホーム (預金1340万円 着服)
・通信機器販売会社 (商品券1億2000万円 横領)
・平成筑豊鉄道 (売上金4400万円 横領)
①おカネを扱っている人が、ずっと一人
②上司にみられていない、ノーチェック
③現金をたくさん扱っている
という会社で、不正は起きるのです。
これが発覚するのは、
社内監査はもちろんですが、
ヒトの入れ替わりがキッカケ、というのも多いです。
不正を防ぐ対策としては、
①ムダな現金はおかない、
できることなら現金取引はしない。
おカネに困ったときに、
目の前に現金があれば、
だれしも魔が差す瞬間があるのです。
②おカネを扱うヒトを定期的に異動させる。
担当者がたまたま入院で、あるいは退職で、
その次の担当者が不正を発見した、という場合もあります。
ずっと任せっぱなしにしないことです。
しかし、「ヒトがいないから異動なんてムリ!」
という会社もあるでしょう。
その場合は、
③ときどき、けん制しておく。
「ちょっと通帳見せて」と言うだけで、
担当者は、「見られている」と感じます。
まさかのサカ、を防ぐために、
せめてこれだけでも、やっていただきたいのです。
(福岡雄吉郎)
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