自社の真の強みを知ってるか
私の長年の顧問先には、
ユニークで安定性(自己資本比率)のある企業が、多くありますねと
ある弁護士先生が驚いていらっしゃいます。
確かに長年のうちに磨かれ、
洗練されて良い財務体質になっている経営者が多いですね。
確かに財務体質(金回りのよい会社)の強い、会社作りを指導しているかもしれませんが、
いつの間にか無借金体質になっていますね。
40年間、この仕事をやってきて、
私の考え方に同調していただける会社は、長く付き合いが続き、
私と意見の異なる方は離れていきます。
特に離れていく経営者のタイプは、拡大が好きなタイプです。
「疲れを知らず」危険個所のあるのを知らずか知ってか?
地雷原を走る方が世の中にはいらっしゃいます。
「儲け話」にすぐにのるタイプの人です。
勿論、過去にそのような話にのって、たまたま成功したか知りませんが、
すぐに飛びつく人物です。
私が大切にしていることに
なぜ、この会社は、収益がいいのか、
その会社の他社にない強みを充分に認識して、
そのビジネスをやっているかどうか、しっかりした方針があるかないか!
自社の強みがわかっているか!
A社は 現金商売以外はやらない
B社は 設備投資を重要視して、人的よりも設備生産性を高くする
C社は 情報を売る 決して 物は売らない。情報誌を出し、
会員制にして会費のみの収入でも飯が食える
D社は デザイン、色調において一歩前を進み、商品開発スピードがとにかく速い
E社は 一気貫通、生産から販売まで売りの情報と生産に生かすスピード経営
F社は 海外に生産性基地を持ち、一所にとどまることなく、変通自在の生産手法をとる
まだまだあるが、儲かるからといって、
やたらと青い鳥を求めて、あっちこっちに手を出さない。
一つの強みに命を懸ける、磨きをかける「一処懸命」にやるべきと思いますが・・・
(井上和弘)
道場主 井上和弘の趣味、旅、雑学など、
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