手書きの効果
アナログからデジタルへ!
と言っていますが、
アナログが効果的な場合もあります。
“未収金が立て続けに回収できました!”
サービスを提供して、
一般顧客から料金を回収している法人での話しです。
定型文を印刷したような文面で、督促状を出していたものの、
なんの反応もありません。
で、
“手書きで書いて、ハンコを押して出してみたら?”
と、なったわけです。
「○○様にはいつもお世話になっております。」
といった感謝の言葉ではじめつつ、
「このままでは、しかるべき対応をせざるを得ない状況です」
などと、上げたり下げたりした文面です。
やんわりと、きつく、です。
最後に、請求者の署名と捺印です。
もちろん、宛名も手書きです。
それまでなんの連絡も来なかった複数の客が、
未収金を払いに来たそうです。
印刷の文面では、ろくに読んでもいなかったのでしょう。
“形式的に送ってきているものだろう。”
“放っておいても、どうってことないだろう。”
と、感じてしまうのでしょうね。
要は、内容の重みを感じないのです。
それが、手書きで来ると、ちょっとドキッとなるのです。
そもそも、手書きの手紙など、
もはやあまり受け取ることがありません。
だから、
“なんだろう?”と、読んでくれます。
重みがあります。
加えて、あまりうれしくない内容です。
“これは、払っておかないとマズイのでは・・・。”
と、思わせます。
内容によっては、
印刷文より、手書き文の方が、
読んでくれるし、気持ちが伝わります。
自分のために労力をかけて書いた文面、
というのは、読み手に取って、良くも悪くも、
ホンキの気持ちが伝わりやすいのです。
“このまま放っておくわけにもいかないな”
と、思わせるのです。
ここぞ、というときには、
アナログのほうが効果的、という場合もあるのです。
(古山喜章)
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