マズローの五段階説 その 3
井上式解釈 社会的欲求
人間ってのは 集団で行動をするとき、人間関係のむずかしさで、
そのチーム、会社から逃げだしたくなる時があります。
自由に行動をしたいという人間本能の欲求があるからでしょう。
一番自由な事は、一人になり、一人で生活する方法でしょう。
仙人みたいに山で、孤島で生活する事であろう・・・
そのような願望を持ってみても、所詮、
そのような生活が出来ないと我々はわかっているのです。
孤独を望んでも、人恋しく、群れては人々と一緒に泣き、笑いしたくなるのです。
仲間外れになりたくないのです。
私の経営の師匠でもありました 大田 琴彦先生は
「人は 会社を裏切っても、仲間を裏切らない!」とよく言っていました。
昔、私の友人で、兄貴分の友人の言う事を何でも聞く人物に
「なんであの人の言う事だけは「はい、はい」と言って何でも聞くのですか?」
不思議に思い 尋ねました。
「あの人にコーヒー豆の焙煎度の良し悪しと、
布ドリップで美味しいコーヒーの立て方を教えてもらったから・・・」
そんな理由でついていった人が居ました。
会社内だけでなく、5時から以降でも社会人、日本人は群れては遊ぶのです。
類は類を呼び、真面目人間はまじめ人間を選び、不良は不良で群れています。
会社への忠誠心を叫び起こすよりも、「ツギャザー」
皆と一緒に1つの目標、チーム目標を明確にして、
チームの連帯を喚起して、
そして、それらの人間の集合体が会社になれば良いのではないでしょうか・・・
経営理念、会社使命感、社会への貢献、
顧客志向など会社には色々と明文化されたものがあると思います。
ただ、単に起きて、会社に出て、時間が経過して、日当を稼いで、
我がねぐらに帰る だけの人間の集団に自社をしておいてよいのでしょうか?
敬愛する先輩、仕事を助け合う同僚、したってくれる部下、
おもしろい仲間、技量すぐれたエキスパート、
会社内は魅力あふれた人たちがいます。
社長に会いたくて出勤するのではない。
良き仲間、自分のことを思ってくれる従業員に会いたくて
出勤してくる会社も、また、いいじゃありませんか?
朝礼、終礼、小集団活動、プロジェクトチーム、フォーマルグループ、又,
魚釣り、映画、旅行、スポーツ等の趣味の会の如くインフォーマルなグル―プ
結婚した、子供が生まれた、入院した、死んだと言って
真っ先に駆け付ける上司、幹部
誕生日祝いをトップ陣から必ず手渡す会社
途中入社の社員歓迎食事会を3か月に1度
トップが開催して出かけていく会社
社内報は、幹部が偉そうに説教を垂れる場ではなく、
社員が主人公で、紙面づくりをする会社
敬老の日には、有名神社のお札を取り寄せ、
社長が挨拶文を,その60歳以上の両親に届ける会社
正社員、パート等関係なく従業は「皆 仲間だ!」と叫ぶ会社
社員の定着の為のテクニックとしてやるのか、
心からの連帯感、仲間づくりを熱心にするトップがいるから定着がいいのか?
いかにして、コミュニケ‐ションの表ルート、裏ルートを駆使するかです。
(井上和弘)
道場主 井上和弘の趣味、旅、雑学など、
会社経営からちょっと離れた、日常生活をつづったブログ、
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