マズローの五段階説 その 4
井上式解釈 尊厳欲求
人間どんな人も、皆 プライドをもって生きています。
これがなくなれば、うつ病となり、心の病の病として、
最後には自ら死を選んだりします。
会社に勤める人が、人間のプライドを会社のプライドに重ね合わせるのかと問えば
私は、「当たり前! その通り! イエスと答えます」
中小企業に職を求めてきた人は、
小学校、中学校、高等学校時代、成績がトップクラスの頭の良い子であったでしょうか?
両親や家柄や名門であったでしょうか?
学歴、門閥、家柄、頼れるものは何もない家の子であったのではないでしょうか?
学歴も学力もある人は、役所、銀行、新聞社、公社、一流上場会社に就職していったのです。
それらの学歴があり一流会社勤務者は、
胸を張り、中小零細企業を下に見て生活しているのです。
今日まで社会人として50年、半世紀、会社の上層部に属してきました。
世の中は、中小企業で産業は成り立ち、底辺にいる一般人で会社は持っています。
勤続表彰をされていると思いますが、
パートタイマー勤務表彰、3年、5年、7年、10年、15年・・・と
私は、壇上の来賓席で手を叩く役として、
覚悟をして座り、大きな拍手をしています。
ある時、銀行の支店長が
「我が行では 3年や5年10年での表彰などはありません!!」
と私にささやかれました。
その時、3年表彰だけでも40人はいらっしゃいました。
皆さん、表意状と副賞の百貨店の包装紙に包まれた商品をお持ちでした。
今までの人生で、800人の従業員の拍手を
大会場の舞台で受けたことのない方ばかりです。
表彰される、名を呼ばれる、壇上に上がる、
普段、雲上人の社長から握手される
「ありがとう」という言葉を受ける、大きな誇りを感じるのです。
それだけでも人は、自分の尊厳を感じるものなのです。
マンネリな社内行事にしてはなりません。
年々,歳々同じ。しかし、年々歳々 受ける人は違うのです。
労働集約的産業は、人を集め、定着させる。
会社を、仕事を、1から愛してくれないとお客様は、
会社の品質がいいとは言ってくれないのです。
(井上和弘)
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