採用氷河期に挑む ②
ほんの数年前、
世間は「就職氷河期」といわれていました。
しかし、状況は一変しました。
“人が採用できません”
“募集をかけてもまったく反応がないんです!”
時代は、「採用氷河期」に突入したのです。
②応募者がいないんです! その2
“パート、アルバイトの募集をかけたが、
まったく反応がない!”
という状況を避けるには、
掲載時に、応募者から選ばれる工夫が欠かせません。
なかでも、他社と比較しやすいのは、賃金です。
はっきりと数字で出るので、明確です。
働きたい時間・曜日に見合う仕事が複数あれば、
応募者は、比較しやすい賃金に目がゆきます。
賃金は、やはり少なくとも、世間相場を維持したいです。
つまり、需給バランスによる相場を考慮してほしいのです。
そのエリアの、業種別の平均時給は、
掲載に関わる代理店に言えば、出してくれます。
加えて、自分たちで募集広告を集めてチェックし、
相場観をつかめばよいのです。
賃金が高いほうが、働き手にとっては魅力です。
が、雇用側には、出せる限度があります。
かといって、
相場よりもいくぶん低いと、相手にされなくなります。
極端に高すぎても低すぎても、応募者からしたら、
“どうしてだろう?”という不安もわきます。
だから、
相場をクリアする程度のレベルにしてほしいのです。
と、いろいろ見比べると、差別化を意識した表現もあります。
“○ケ月毎の昇給制度あり”“ミニ賞与あり”“資格手当あり”などなど。
賃金に関わる仕組みや制度を、記載している企業と、
記載していない企業があります。
“昇給制度有”でなく、“昇給制度あり”と記載することも、
読みやすさや目立つための、工夫の現れです。
もったいないのは、制度があるのに、記載していないケースです。
“ウチも同じような制度がありますよ!”
といっても、記載しなければ、見る人にはわからないのです。
小さな制度でも、他社と比較した際の、良い材料になるのです。
働く側にとって、賃金はもっとも大きな比較要素です。
少しでも、良い応募者を増やせれるよう、
書き方や表現方法に、気を配ってほしいのです。
(古山喜章)
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