有給休暇を考える その2
先日、有休の完全実施策を考えなければならないと申し上げました。
私の案は 次の通りです
基本
4週6日休制 78日
国の祝祭日 15日
小計 93日
1日7時間40分勤務なら、国に定める週40時間制に適合しますので、これでokです。
これに有休を10日~20日をクリアさせようとするならば、
隔週の土曜日(26日)を有休扱いにすれば、
有休は完全に実施できるのではないでしょうか?
完全週休2日制をとる104日休み プラス 祝祭日15日
それに有休20日を足せば、139日の休みとなり、
これでは企業運営が出来なくなります
1年365日の内の1週2日休みと半ドン1日となります
働く人の待遇第一を考える労働者側の論理と企業が追求する競争力、
収益力との隔たりを埋める方法を考えないと有休の実施の実現は難しくなる。
一方で 小手先の方法を取っていれば有休は取らせない、残業は多い、
ブラック企業だと2チャンネルに書かれてします。
4週6日 休日制をとっている企業はまだ、何らかの方法は考えられますが、
労働組合の力の強い企業が取っている、
完全週休2日制の企業では難題となっているでしょう・・・
ドイツのように夏期に国も企業も一斉に長期休暇を実施してしまう国なら、
それもできるでしょうが・・・
学校の先生や一部の公務員のように春休み、夏休み、冬休みがあれば、
どうにか対策も考えますが、本当に頭の痛い問題です。
この20年間は、雇用者側が上に立ち、労働諸策を打ってきましたが、
今日からは雇用者との立つ位置が変わったと認識すべきですね。
(井上和弘)
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