名経営者は 自社の立つ位置を知っている
アベノミクスの影響は、なかなか中小企業には 及んでいない。
消費税の影響が、小売り、外食、これに位置する卸業、
メーカーも売り上げ不振が春以降、続いています。
過去20年、30年と主力商品の業界が
そこそこ市場性を持っていましたが、急に影ってきた業界もあります。
自社の属する業界・位置するポジションによっては、
企業の浮沈にかかる問題です。
これからの需要性(成長性)、わが社の占拠性(シェアー)は どうか・・・
不動のものか、変化があるのか、明確にしたいものだ。
①高収益高シェアー ―― 成長率の高い市場でシェアが高い、ダントツの地位、高収益、安定型
②高収益で低成長 ―― 成長率は低いがシェアが高い
安定的利益は確保できるがこれ以上増収は望めない
③低収益高成長 ―― 高成長率のため新規参入が多く、
シェアが低いため競争激しく利益が取れない
④低収益低成長 ―― 市場は大きくならずシェアも低く全く儲からない
このポジションに入っているのであれば撤収であろう・
これからの日本の高齢化人口減少を考えると、
大きな市場、大型商品は期待できない。
だとすれば小さな市場、小型商品となり、
過去の成功企業、大会社には手におえない分野となります。
それらの細分化市場、小型商品を狙えば、
中小企業とて、強みを生かせる市場開拓のチャンスがあるのではないでしょうか。
我が社の立つ位置をしっかりと掴み、シェアを取るか、
新商品をぶち込む新分野に参入してゆくのか? 戦略を決めることです。
「名将は 味方の強みと敵の欠陥を知る」と言われていて
「愚将は 味方の欠点と敵の長所に怯える」となる。
市場、環境はまた、大きく変わる変換期を迎えているのです。
自社の立つ位置から新たな戦略を考えてみたいものです。
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