採用氷河期に挑む ⑩
⑩定着のためのコストを惜しまない
その3「社内報を活用していますか」
“社内報が定着に役立ちますか?”
と思う方も、いるかもしれません。
社内報は、社内のコミュニケーションツールなのです。
さまざまな事業所や、従業員に、
スポットライトを当てる、ツールなのです。
それがメインなのです。
固くいえば、
組織への帰属意識を高める、道具なのです。
“うちも作ってますけど、どれだけ読まれているか・・・”
という声を聞きます。
読まれないのは、単純に、面白くないからです。
読まそうとせず、見てもらおうとすることです。
文章ばかりの方針や単なる連絡事項ばかりだと、
まず、面白くなりません。
あまり読まなくていい社内報のほうが、見やすいです。
見てもらわなければ、意味がないのです。
特に、事業所がたくさんある会社など、
有効なコミュニケーションツールになります。
“いつも電話しているあの部署は、そんな職場なんだ”
“いつも連絡をくれるあの人は、そんな趣味のある人なんだ”
“ええっ!あの人が、そんなことしているの!”
そう感じてくれるだけで、
従業員は、会社をより身近なものに感じてくれるのです。
また、前回とりあげた表彰なども、社内報の良い題材です。
表彰の場にいなかった人にも、その喜びや、
その場の盛り上がりを伝えることができます。
さらには、
表彰された社員のご両親のもとに、
社内報をお届けしている会社もあります。
もちろん、ご両親は、喜んでくれます。
で、
“ここまでしてくれる会社は、なかなかないよ”
“簡単に辞めないほうがいいよ”
と、定着へのサポーターになってくれるのです。
読まれる社内報にするには、
どのようなコーナーを作るのか、
どの部署、どの人物にスポットを当てるのか、
どのようなレイアウト、デザインにするのか、
などなど、楽しさ、見易さの、工夫が必要です。
だから、手間もかかります。
つまりは、コストがかかるのです。
それでも、
定着に役立てば、効果的なコストなのです。
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