今日の繁栄は過去の遺産であり、明日の繁栄は今日の開発にかかっている
上のタイトルは師匠 田辺昇一先生が良くおっしゃっていたことであります。
今の繁栄は 明日の繁栄を保証しない実例を,嫌というほど私も見てきました。
世界中に日本家電メーカーは、テレビを売りまくりました。
そのテレビのブラウン管は、アサヒガラスが製造していたのです。
そのアサヒガラスの下請けとして、部品を製造していたメーカーがありました。
ある時、私は、その下請けメーカーに
「液晶テレビ あの薄型のブラウン管はおそらく2~3年で
そちらに移っててしまうぞ・・」と忠告しました。
その時は、80万~100万しており、
発展途上国には そんな早さでは普及しないと反発されました。
富士フィルムは、使い捨てカメラやフィルムを製造し高収益を上げ、
その業界のトップメーカーでした。
「カメラ」や「レントゲンフィルム」は「液晶」に移ってしまうぞ!
サンヨーやソニーがカメラに入ってくれば、富士フイルムの存在性など なくなるぞ!
とこれまた、同じようにその下請けメーカーに忠告しましたが、
素直に受け入れてくれませんでした。
今日ただ今、これと似たことが自動車産業で起こるのではないでしょうか?
ガソリン車 → 電気車 水素車(?)
エンジンが要らなくなれば それらの自動車部品はどうなるのでしょうか?
動力源が全く変わってしまうのですから、
自動車産業の下請け、部品業界も消えるのではないでしょうか?
エンジンメーカー、クラッチメーカー、ラジエーター、部品メーカー
、金型メーカー、トヨタの直系下請け売上1兆円メーカーなどは、
今、何を考え、次の対策を考えているのでしょうか?
現状に甘えることなく、次の来たる困難の為に収益金を開発に使っていきたいものです。
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