死ぬまで辞めない病 ➂
後継者と話しをしていると、
“「死ぬまで辞めない!」って言ってますよ!!”
という悩みの声を、伺うことがあります。
そうです、
父親、母親、祖父、祖母、親戚など、
「死ぬまで辞めない病」の方々に、
翻弄されている後継者は、多いのです。
➂死ぬまで辞めない監査役
これは、社長の奥様やお母様に、ありがちです。
で、“実際に何か仕事しているの?”と聞くと、
“いやあ・・・、とくにこれといって…。”
という場合が多いです。
で、報酬をいくらか支給し続けている、というわけです。
この場合、本人が、
“死ぬまで辞めない!”
と言うのではなく、周囲がほったらかしている、
ということが、往々にしてあります。
何も仕事をせずに、報酬を毎月もらっている人が、
“そろそろ辞めようと思う”などと、
自分からは、言ってきません。
そもそも、何もしていなければ、
辞める、という発想がありません。
で、年齢だけを重ねてゆきます。
“お母様が監査役って、年齢はおいくつですか?”
“いやあ、実はもう、90オーバーなんです。”
ということも、あるのです。
“まさか、株は持っていないでしょうね?”
“それが、持っているんですよ…。”
となると、さらに大変なのです。
社長の奥様が監査役をされるのは、構いません。
しかし、
社長が退任する時期に合わせ、奥様も退任してもらう、
社長のお母様が監査役なら、
退任を勧め、次代の後任に譲ってもらう、
ということを、働きかけてほしいのです。
退任にあたっては、
しっかりと退職金をお支払いすればよいのです。
そこをケチると、言いにくくなるし、
また、新たなもめごとの火種にもなるのです。
次代へバトンを渡すのは、社長だけではありません。
後継者には、きれいな状態でバトンを渡せるよう、
同族高齢役員の整理を、考えておいてほしいのです。
(古山喜章)
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