上司は部下の時間を恐ろしく使っている
40歳でコンサルタントとして独立開業するまで 6年+12年=18年間
会社の社員として、そこそこの会社勤めをしてきました。
サラリーマン 平社員、監督職をやっていて、いつも心中でぼやいていたことがあります。
己の仕事に集中して仕事がなかなかはかどらなかった時に、
私の仕事を邪魔する、集中力を切ってしまうことに
①電話
②上司の呼びつけ
③急な仕事の依頼
④クレーム処理
でがありました。
忙しく仕事をしていても、電話には、どうしてもでてしまう。
勿論、今時のメールは後で読めるので、大変に有難いが、
メールの受信の音が鳴ると、後でと思いながらも気になり、
仕事が中断してしまいます。
上司の呼びつけもそうです。
「お~~い 井上 ちょっと来いや!」
上席役員の声が事務所に響きわたります。
こちらが電話に出ていようが、ミーテイングしていようが、
すぐさま「はい~~」と言って、行かねばならず、
話の内容を軽重あれど、聞かねばならない。
上役は、すべて自分の呼びつけが重要だと思っているし、
部下がいかに重要な仕事をしているのかを知ることもなく、
自分優先に命令をしてきます。
私は、30年間、同じ秘書がついて、
私の仕事を手助けしてくれていて、大変に有難いです。
この秘書と仕事をして 唯一 誇れるのは、
残業を指示するような事をしていないことでしょう・・・
5時15分になれば さっさと帰って行ってしまいます。
いや、それでいいのです。
9時00分~5時15分まで 拘束はしますが、
集中してその間に仕事をこなして、能率を上げるようにすればいいのですね。
部下は皆、自分の仕事に集中して、時間内に仕事を仕上げるように考えればいいのです。
退社時間ギリギリに急ぎでない仕事の指示をしてはならないのです。
上司は、部下に無駄に仕事を与えない。
無駄を極力省く。早く決裁をし 部下が待っている時間を少なくする。
また、くだらない事に部下の時間を恐ろしく奪っていないか、
反省をしなくてはならないでしょう?
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