期末決算
ほとんどの会社は 3月31日が期末であり、
1年間の業績をこの日で締めくくるのでしょう。
損益計算書(P/L)は、4月1日~3月31日の365日間で
一年間の売上 - 経費
いくらのお金を稼いだかの業績が集計されるのです。
業績が良いからといって、
期末のこの前後に売り上げを次月に持っていったり、
次月の経費を繰り上げて計上したり、大慌てする会社があります。
このような手法を取ると期ずれといって税務署当局は、
期末月の前後をチェックするのです。
疑いの目で見られるのですからしてはならないのです。
それよりも、毎度申し上げることですが、
貸借対照表を1~2月前から左側の資産の部に目をやって、
資産の部に表れている売掛金、在庫、そのほか流動資産、
又、固定資産の土地、建物、機械、備品,
その他の固定資産の中身を厳しくチェックして、
落とすべきもの、現金化するもの、
清算するものを期末日までに綺麗にしておくのです。
今日と明日、まだ2日間あります。
明日までに売掛金の回収を徹底してゼロに近づけ、
在庫もゼロに近づける努力をしてみてください
現金もそうです。
月商の半分、現金商売なら月商の25%もあれば十分です。
短期借入金等の支払金利のつくものは減じておきましょう・・
なぜ、資産の部を減じよ! と 私は言うのでしょうか?
会社において自己資本比率が上がるからです。
自己資本比率は金融機関が信用度をみる尺度にしているからです。
自己資本比率が高ければ金利率が下がり、
借入条件、手数料条件が良くなるからです。
B/Sは、明日3月31日のその日一日の資産目録なのですから、
その日1日をよくすることです。
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