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2015年3月13日 (金)

増収増益になれば、どうなるのか?

この時期、年度末を迎える企業が多いです。
“今期は、増収増益です!”
他にも、増収減益、減収増益、減収減益、など、
いろいろあります。

しかし、これらの言葉は、P/Lの世界です。
この言葉には、B/Sが見えません。
では、それぞれ、B/Sは、どうなるのでしょうか?

①増収増益の場合

売上高、経常利益が20%、増えたとします。
在庫や売掛金のある商売だと、
B/Sは、概ね、次のようになります。
Zousyuzoueki

増収なので、売上を示す棒グラフは、20%伸びています。
20%の増益なので、剰余金も、増えます。
が、売上が増えた分、流動資産では、売掛金や在庫が増えます。
応じて、流動負債の買掛金や、短期借入なども、増えます。
総資産は、膨らみます。
その中身は、自己資本が増えた以上に、流動負債が増えるのです。
なので、自己資本比率は、若干下がります。
売上に対する総資産の回転は、見た目、よくなるものの、
自己資本比率は若干下がり、売掛金や在庫は増えるのです。

加えて、
経常利益が20%増えたとしても、
なんら節税策を打たなければ、純利益は、
10%ほどしか増えません。
法人税のキャッシュアウトが増えるだけです。

つまり、
増収増益は、手放しで喜べる状態ではないのです。
それだけでは、回収を早める、在庫を縮める、
といった課題は、そのままなのです。
身長は伸びたけれど、ぜい肉は増えた、
といった、感じなのです。
実は何も良くなっていないのです。

(古山喜章)

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