借金地獄
近々私の手元に来た3社の決算書から見て取れたことは
支払利息が多いことです。
□A社 短期長期 有利子負債 12億円
支払利息35百万円 支払利息率2.9%
□B社 同じく有利子負債 11億円
支払利息 31百万円 支払利息率2.8%
□C社 有利子負債3.4億円
支払利息8百万円 支払利息率2.3%
びっくりしてしまいました。
勿論 担保、個人保証付です。
何年前から私は、各企業間における利息率が、
ばらばらであって、中小企業の経営者は、
銀行様様病で高額な利息を支払っていることに憤りを感じていたのです。
日本の企業は今日では、
年利息率1%を切って借りているところが60%なのです。
その半分30%の会社は、0.5%を切っていると信じています。
A社もB社もC社も売上も利益も様々ですが、
共通していることは銀行より借入が多すぎるということです。
B/Sを見る目がなく、ただP/Lのみを見ているだけで、
多くの資金を出してくれている銀行に対して感謝して、
頭が上がらないのです。
税前利益8千万円出しても、
12億円の借入金を返済するのに30年はかかり、
30年間の間で投資資金をまた、再調達せねばなりません。
永久に銀行の奴隷の如く、高い利息を払い続けるのでしょうか?
2.9% 2.8%の利率は、0.5%の300%以上支払っているのです。
勿論、借金地獄から助けを求められたのですから、
これから助けに行こうと思います。
無借金会社にしてやろうと思います。
さて、1年後どうなっているでしょうか?
偉そうなことを言って 討死しているか?
銀行に勝利しているか?
さて、どちらになるでしょうか? 乞うご期待!!
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