プライスリーダーになりたいもの
中小企業の経営環境は、いつも激動し、厳しい環境下におかれています
原油が値下がりしているというのにプラスチック容器のように
二次,三次製品は、原料価格に影響はないのに、
電力等の光熱費、物流コストで値上がっています。
人件費においては大企業では、ベースアップ等が実施され、
中小企業では,人手不足が表面化して、コストアップの影響が現れています。
原材料費値上がり、人件費労務費のアップは、
営業利益高、率の低下を招き、実に苦しい状況になっています。
値上げ風潮にはなれど、値上げが出来ずらく、
業界内で値上げ実施の最後の会社になろうとコストダウンに努力をしている会社があります。
値上げ5%を強行に実施した為に、
売上が20% 30%ダウンしてしまう会社も見てきました。
ただ単に材料が上がったから、人件費が上がったからと言って、
安易に価格を上げると数量にたちまち響いてきます。
私は、常に中小企業経営者は、
「コストダウン」に努力を重ねないといけないと申し上げています。
勿論、上げるなら、それなりの商品力「お値打ち感」を購入者が持っていないと出来ません。
価格は、需要と供給との関係であるし、
自社の商品の強みがどうであるかの見極めが大切なのです。
「売値がいくらか?」
これは今の時代には大切な項目であります。
価格を上げても、売り上げ数量も落ちない。
こんな製品、商品をプライスリーダーと言います。
ユニクロのファーストリテイリング社は、
昨年の秋冬物5%値上げをし、本年7月以降も20%値上げをすると伝えています。
新ドライストレットパンツを3990円で売り出す広告をしています。
昨年用製品より10%軽量化、伸縮率20% と伸縮性を伸ばし、
超速乾性を向上しているという。
思わず、今年の夏はこれを履いてみたくなります。
ユニクロの柳井社長ができたこと、我々にも出来ないはずがない!
我々の会社もそんな会社にしてみたいものです。
(井上和弘)
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