決算整理(2)
3月決算が終わり、
これから本決算の数字を作ってゆきます。
普段から、
・総資産を少なくすること
・社外流出(税金)を抑えること
と、申し上げています。
決算作業で、これらを実行するために、
以下の点をチェックしてみてください。
③債権、債務を相殺しているか?
・売掛金と買掛金 あるいは、受取手形と支払手形、
・未収入金と未払金 あるいは、前渡金と前受金
など、同じ会社でも取引している部署が違う場合などに、
一つの会社に債権と債務と両方たつ場合があります。
そうしたときには、これを相殺して表示させれば、
総資産を減らすことができます。
現実に相殺するのではなく、
あくまで決算書上で相殺するだけです。
(以前の記事はこちら)
④リース資産を計上していないか?
中小企業では、リース資産を計上する必要はありません。
リースの処理というのは、とても大変です。
上場企業では必ず適用しなければなりませんが、
規模の小さい会社にまで、
大変な作業を負わせるのはおかしい、
ということで、例外的に認められています。
税理士先生は、正確な決算書、あるいは、
原則的な会計基準に沿った決算書を作ろうとします。
しかし、例外規定を使ったほうが、
見栄えのよい決算書が作れるのです。
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