家具屋の姫 その後
3月11日のブログで IDC大塚家具のことを書きました。
どちらが勝つとは申しませんでしたが、
結果は、経営コンサルタント的思考の通りになりました。
すなわち、現行の取締役陣の方針と株をもっている機関投資家、
金融機関、ファンドがすべてお姫側に味方したようですね。
3月の初めに 1株2500円に上昇した株価は、
1か月後の4月には1500円になっています。
2500円で会社側、姫側に売り抜けたのでしょう・・・
それにしても、大塚のじいさん、ばあさんは、
世間の笑いものになる発言を株主総会でやらかしましたね。
一代で商店街にあった家具商店を東証一部に上場させた人物とその妻、
尊敬を持たれるはずが、生き恥をさらす結果となり、
哀れとしか言いようのない事ですね。
じいさん、ばあさんも言いたい事はいっぱいあるのでしょうが、
IDC大塚家具は上場会社です。
東証一部に上場したとは、もう、大塚一族の手から離れ、
見ず知らずの人に株を買ってもらっている。
その結果、莫大なお金を獲得したのです。
もう、創業者の思い、支配は通じない。
利益を出して、そして、今後も出し続ける経営者に委託したのです。
そんなことも分らないで、株主総会に乗り込んで、
私情をその場所で発露するものではありませんね。
株主総会が終わり、経営陣は“ホッ”としているでしょうが、
これからが大変です。
経営方針を変える、社員の人心をまとめる。そして、業績を回復させる。
週刊誌は、まだまだ面白く、おかしくネタとして、
あること、ない事を書き続けるでしょう・・
会社というものは、外敵に対して戦う時は、内部は結束しますが、
内部での揉め事に対してエネルギーを使っているような状況で、
外敵に対処すると、実にもろいものがあります。
すごい学歴があって、美人のお姫様は、
経営に対してクールに対応してこられたのでしょう・・・・
本当にご苦労な事と推測いたします。
心からうまく難題を克服されたらいいな・・・・と思っています。
(井上和弘)
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