株主女子にご用心 ②
カープ女子、プロレス女子、カメラ女子など、
○○女子が、とにかく多いこの頃です。
経営の現場でも、ITに強いパソコン女子をみかけます。
しかし、悩みの種となる女子もあります。
それは、株主女子です。
②アンタッチャブルなゴッドマザー
かつて、
禁酒法時代の犯罪者アル・カポネを題材にした、
ドラマ・映画に、「アンタッチャブル」がありました。
そのタイトルには、
誰も手を出せない存在、
という意味が込められていました。
株主女子にも、アンタッチャブルは存在します。
亡き先代の奥様で、株式の多くを相続した、女子です。
年の頃なら、オーバー80は当たり前で、
オーバー90もおられます。
いわゆる、ゴッドマザーです。
で、結構な数の株式を保有していたりするのです。
息子社長が
“株式を譲渡してほしい”
と言おうものなら大変です。
“大事な人からの形見を、譲る気はない!”
“そんなことは、人から言われてするもんじゃない!”
“そんな息子に育てたつもりはない!”
“誰があんたのおしめを変えたと思っているんだ!”
等々、数々のゴッドマザー語録、おそるべし、なのです。
で、誰も手が出せなくなってゆきます。
アンタッチャブルなゴッドマザーが、
株主にドスンと君臨してしまうのです。
息子が複数いようとも、
“誰も何も言えないんです。”
“誰も何も言いたくないし、かかわりたくないんです”
と、譲渡の話しさえ持ちかけられないケースもあります。
ゴッドマザーは、
いつまでも、亡き夫の妻であり、
いつまでも、息子たちの母親です。
それは間違いのない事実です。
しかし、そのことと、
株式のバトンタッチとは、別物です。
ところが、そうは考えてくれないのです。
株式を、
妻として、母親としての、証しだと感じています。
だから、それを奪おうとする人物には、容赦なく迫ります。
ますます頑固になってゆきます。
もつれた感情をほぐしてゆく術を見つけない限り、
株式を手放してくれないのです。
となると、解決にも、時間がかかります。
困った株主女子のゴッドマザーに多いのは、
何事も感情論で考えてしまう、ということです。
特に、経営に直接かかわっていなかった奥様が、
相続で株式を得た場合に、この傾向が強いと感じます。
株式はやはり、経営を実践する人物に、渡すべきなのです。
(古山喜章)
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