ヤマダ電機 何時かこうなると つづき③
私は、申し上げているようなコモディティ的商品、それを扱うビジネスを好んでいません!
コモディティ大衆的と言いますが、
誰でも使いたくなるような商品、製品は、すぐさま価格競争市場になり、
投資をしても回収(減価償却期間)が出来ないビジネスは、
儲かったように見えても財務的に考えても、少しも利益の出ないビジネスであると信じています。
だから、いかにスぺシャリティ的臭いをそのビジネスに味付けするか、
ということを忘れてはならないのです。
私は、数よりも質だと昔から考えているのです。
このバランスは難しいことですが、
どこの和菓子屋にもある定番の「栗まんじゅう」
最近の栗まんじゅうがおいしくないのです
「栗まんじゅう」と言うのは、お菓子の形が栗だからですか?
それもありますが、中身のあんこが栗なのです。
この『栗まん』 今や中国製で缶缶に入っています。品質もバラバラです。
栗という果実、表面の皮、中の渋皮をとるのは大変で手間ヒマがかかります。
今やほとんどが中国製で、はっきり言って味は悪いです。
滋賀県の有名な和菓子屋 「たねや」
最近、ここの栗まんじゅうは 栗の実が入っております。
昔のそれとは甘味も栗の粒も異なります。
しかし、この40年で「たねや」は業界のトップになっています。
この栗まんじゅう 昔も今も形は同じです。
しかし、40年前30年前20年前 今日と中身の餡子は変わっています。
タネヤの最中もいいですが、そういえばやはり『空也』のもなかが一番です。
この両店とも商品作りの追及姿勢は、
コモディティではなく、スペシャリテイです。
「たかが 栗まんじゅう たかが モナカ
されど 栗まんじゅう されど モナカ」
なのです。
10年ぐらい、ちょっと儲けてもブームが去れば哀れです。
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