儲けようと思えば 利益率と回転率の掛け合せ
商売は、利益率のいい商売をしたいが、そうもいかない。
業種、業態があるのです。
減価率が低く、粗利益率の高い商売は、人手がかさみ、
販売の一般管理費も必要ですし、在庫ロスやチャンスロスが多くなり,
設備投資資金、運転資金も必要になるのです。
一方、売買差益(粗利益率)が低い商売は、
右から左へのブローカー的、手間暇要らずの要素の商売もあるのですから、
利益率が低いと言えば当然なのです。
どちらが収益性がある、ない と言えません。
世界的にみる収益性の指標は、
総資本利益率というROA(Return On Assets)というものが存在します。
考えてみれば 日本式に言うならば 利回りなのです。
総資産(総投資)金額に対して、年間どれだけの経常利益をたたき出しているか?
であります。
多大なる総資産を投下したならば、多大なる利益をたたき出すのは当たり前。
少しの資産で大きな利益をたたき出す効率の良い、
商売をするのが上手、儲けた、儲かった会社と言われるのです。
ROA(総資産利益率)を分解すると
売上高利益率と総資産回転率の掛け合わせたことになるのです。
大昔より、商売は利益率と回転率を良くすることと、
稼ぎの良い経営者は考えているのです。
よって、利幅の少ない業種は、利幅を多くすることも大切ですが、
回転をよくする、小さな資産で大きい売上を考えなくてはいけないし、
身丈にあった総資産を持つことに注意を払わなくてはいけません!
(井上和弘)
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