計画から抜けていませんか?
多店舗展開をしている小売業の会議に出ます。
毎月、店舗別に、
当月の実績を前年同期、予算と比較して報告が行われます。
「A店の今月は、前年同月比▲30%となりました。
×年ぶりに改装を行ったため、改装費用が含みました。」
と報告があがります。
なるほど、改装の影響か・・・と資料を見ると、
予算比も▲30%となっています。
「なぜ、予算も▲30%なのですか?」
「予算を立てるときに、織り込んでいなかったですか?」
と質問しても、はっきりと回答はありません。
どの会社も、時間をかけて計画、予算を立てていると思います。
みな、売上金額の計画は、力を入れてやります。
が、費用、損失のほうは、おろそかになるのです。
特に、よく抜けてしまうのが、
「修繕、改修、補修、メンテナンス」の項目なのです。
これは、既存店の予算だけでなく、
たとえば、新店をオープンするときなど、
新規投資の場合でも同じです。
修繕、改修、補修、メンテナンスコストを入れると、
投資すべきかどうか、判断が変わってくることもあります。
しかし、長年その業界にいれば、
どのタイミングで修繕、補修、メンテナンスが必要か、
ある程度はわかります。
予算作成には、たくさんの時間がかかります。
細かい項目については、「前期にならえ」でOKです。
しかし、金額が膨らみがちな修繕、改修が、
もれなく予算に織り込まれているか、
注意していただきたいのです。
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