挑戦とは 何に挑戦するのか?
東芝は各カンパニーに有無を言わせぬ
『チャレンジ』を伝える場になっていたと日経は報じています
「チャレンジ」→ 「挑戦」
経営者が この言葉を有無を言わせず発して、
果たして悪い事なのでしょうか?
部下は常に「出来ない理由を考え、どうしたらできるかを考えない!」
と私は信じています。
しかし、東芝は 高い売上目標に挑戦する命令のみであったように報じています。
損益計算書しか読めない、
ところてん人事で上がってきた幹部が居れば、
売り上げを上げるためにも、売掛金勘定残が増えようと在庫が貯まろうと、
倉庫等設備投資が増加しようと お構いなしなのです。
部門長一人にまかせっぱなしにするのではなく、
売り上げも増大、利益獲得困難期には
“三人寄れば文殊の知恵”で 売上予算命令する人もやはり責任者。
なぜ、一緒になって考え、苦労しないのでしょうか?
大きな組織のトップは 殿様なのでしょうか?
東芝は、08年リーマンショックで
自己資本比率が8%台まで落ちてしまったのですよね
“売り上げを上げて利益を獲得する”
いいえ キャッシュフローを良する方法が大切だと
東芝の幹部は考えられなかったのでしょうか?
東芝にしろ ソニーにしろ 発明家のDNAを持つ企業です。
常にキャッシュフローで自由に使えるお金を生みだし、
それを技術革新につぎ込む経営戦略が大切なのです。
売上を上げることが悪いとは決して言っておりません。
売上を上げるのは手段であって、
経常利益(粗利益)を確保するのが目的なのです。
利益を獲得するための売り上げが、
利益を減らす売り上げになってはならないのです。
しかし、切羽詰まると これが忘れられるのです。
売上の伸び< 粗利益高の伸び < 営業利益高の伸び < 経常利益の伸び
なのですが・・・・
(井上和弘)
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