売上を伸ばすより 売り上げを下げても収益性を求めよ!
売上を伸ばすより 売り上げを下げても収益性を求めよ!
環境変化から売上がどうしても無理なら
売り上げ目標を下げて利益を上げるようにすればいいのです。
これも“挑戦”なのです。
売れない、粗利益の出ないアイテムを止める、
社員数を削る、作り方を変える、他社で作る、他国で造る。
後退作戦も大いなる挑戦であり、
血のにじむ努力が要りますし、強い精神力が必要です。
実は、前進の方が簡単で 後退の方が難しいのです。
売上! 売上! とトップが言い続けると不正経理が発生するのです。
架空売上、押し込み売上、原材料迂回売上、
脅迫売上 馴れ合い癒着売上、などいくらでも現場では可能です。
月初や期首に赤伝切って、返品してしまえば、架空売り上げは可能です。
原材料を売って(売上増)、加工して仕入れる、
本部の知らないバッグリベートを支払い、売上を上げる
義理人情的癒着、超月数手形販売など
いままで 粉飾売り上げを多く見てきました。
結局、すべて安値受注、赤字受注になってしまいます。
売上を上げても原価が高くなり、結局は赤字です。
正に無理が通れば道理が引っ込む。
東芝のように、強引なトップがP/L重視で、
売上! 利益! と言えばサラリーマン社員は、
常に ヒラメ社員(目が上についている)ばかりになり、
トップの示す方向に粉飾してでもその通りに動きます。
善悪など何も考えなくなるのです。
自分の職責、地位、待遇を失うのが怖いのです。
東芝など外部の人間が見れば、
つくづく組織の ”あほらしさ” “バカさ加減”がわかってくるのです。
東京証券取引所は かなりの罰則的課金を言ってくるであろうし、
株主からの賠償請求にもこたえなければならないので、
大きい目で見れば大変な損失であります。
東芝は名門企業であります。
私は、本年新年に東芝テレビ4K大型テレビを買い求めました。
なぜか 東芝の4Kテレビが他社のそれより美しかったからです。
東芝は、ノート型パソコンやNAND型フラッシュメモリーは
世界に先駆けた発明企業です。
どこよりも早く電球をLED型に変えた会社じゃないですか?
東日本大震災で原子力発電もウエスチングハウスで痛手
リーマンショックで痛手を被りました。
まさかの坂は何も東芝だけではなく、発生するのです。
東芝の企業使命は、技術革新による投資で、
新たな革新的新商品を世に出しつづけなければならないのです。
ソニーが新商品を出し遅れた戦略的失敗を起こしていたではありませんか!
また、東芝がそれに続くのですか?
(井上和弘)
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