銀行借入は固定金利で借りるか 変動金利で借りるべきか?
多くの経営者がご相談にお越しになります。
その中でよく質問されるのが
「先生 長期借入金を2億円ほどするのですが、
固定金利率で借りた方がいいでしょうか?
変動金利率で借りた方がいいでしょうか?」
というのがあります。
ICOブログを読んでおられる方、又 私の著書を読んでおられる方は
この質問の答えはわかっていると思います。
「なぜ そんな質問をされるのですか?」
「先生は おそらく変動金利で借りなさい とおっしゃると思いますが
銀行は固定金利という条件を示していますので・・・」
「変動だったら貸さないと言っているのですか?
なぜ 銀行は固定を言っているのかわかりますか?」
「・・・・・・・・・」
未だに銀行に頭が上がらない経営者が多いですね。
私は何も銀行に反発したり、喧嘩腰になったり、不遜な態度を取れ!
などとは絶対に言いません!
仕入先だってお金を貸していただいているのです。
私は 経営者が行うネゴ(ネゴシエーション・交渉)をしなさいと申し上げるのです
銀行にとっては、2億円を10年間
固定した金利で貸せば、毎月一定の安定した金利が入ってくるので好都合なのです。
長期借入金は、期間の途中で元金を引上げ(貸しはがし)したり、
金利率を上げ下げすることは、絶対にありません。
実は、この20年間、金利率は上がっていません! 下がりっぱなしです。
もう金利が上がる、もう金利率が上がる ハイパーインフレがくる!
私には考えられない事を言っていた人がいっぱいいます。
いかなる理由をもっていっているのでしょうか?
その人々の理由の資料は自分の都合ばかりの表です。
7月29日(水曜日)の日経新聞に長期金利低下0.4%と報じています
本年6月、7月のグラフでありますが
10年物国債利回りは 0.55以下~ 0.40 の間を行き来しているのです。
大昔から0.5%じゃありませんか?
毎日、新聞では、国債長期金利率を掲載しており、
じりじりと下がっているのではないですか?
日本だけが昔は 国債金利率が安かったのですが、
今や 米国も欧州も中国もみんな、金利率を下げてきているじゃありませんか?
不況なのです。
私は、20年前より今日まで、変動金利率で借りよ!
と 叫び続けているのですが、まだ、信用してもらえないのでしょうか?
絶対、これから上がるかもしれませんが、
中国は為替さえも下げてしまいました。
(井上和弘)
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