まだ オフバランスしていないのですか?
私は 20年以上前からオフバランス(含み損資産の減損処理)
の実施による特別損計上、よって法人税の減額になり、
キャッシュフロー(使える金の増大)が増えることを
何度も申し上げてきました。
実際の方法は、子会社への売却、
子会社がなければ子会社設立して、その会社に売却。
勿論,そのためにはエビデンス
(各会社の取締役会の議事録、不動産鑑定士による売却価格の決定)を
しっかりと整える必要があります。
先日、A社の社長(徹底してオフバランス実行会社)
B会社の社長(まだ 含み損ある会社) そして 私の会話です
A「まだ オフバランスを終えていないの? B社長」
B「まだしたいのがあるのですが、グループ税制が変わって出来ないのです」
A「そんなことないよ! 今でもやる方法がありますよ!
先日も私、個人が会社から購入しましたよ!」
B「え・・・・え・・・・?」
A「井上先生! 出来ますよね!」
B[おかしいな 税理士は出来ないといっていたもので!]
A「あんたとのこの税理士の言う事と
井上先生のいう事とどちらが正しいと思っているの?」
井上「どこの税理士? 一人だけですか?
相談した何人もの税理士がそういっているのですか?」
B 「一人の税理士です!
だって会社の代表取締役社長は私、
それを私個人が買い取ってもいいのですか?」
井上「グループ税制でダメなのは100%でしょう。
1%でも他人が入っていれば100%ではないでしょう。
個人であればエビデンスさえしっかりしていれば 構いませんが・・・」
B「おかしなーーー 税理士さんが言うんで・・・」
税理士さんは、したことがない事はやりません。
いつもやり続けていることしかやりません。
勉強不足、経験不足、知識吸収不足な人が多く、
額縁頭(思考枠から出れない)の人間が多いのですが・・・
なぜ、大切なことは複数の専門家の意見を聞かないのでしょうか?
セカンドオピニオンと言って 医者でも数人に聞くのが 今の時代です。
(井上和弘)
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