高額退職金を出すには②
「高額退職金を出したい」
と相談に来られる方がたくさんいらっしゃいます。
そのために、何をしておくべきでしょうか?
(その1)役員退職金規定をつくっておく
「退職金5億円ほしいのですが・・・」
と、相談に来られる経営者に、
「役員退職金規定はありますか?」と尋ねると、
「いや~、ちょっと、わからないですね~」
ほとんどの会社は、役員退職金規定がありません。
かりに規定があったとしても、
10年以上も前につくられたもので、
これでは高額退職金を出せない、という場合が多いです。
たまに、「ありました!」と言われて、
見てみると、従業員の退職金規定、という場合があります。
従業員の退職金規定と、役員退職金規定はまったく別です。
税務調査のことを考えると、
やはり、役員退職金規定を作っておくべきです。
「おれが5億円出すといったら、出すんだよ!」
といって、通るほど甘くはありません。
・役員退職金規定があるか?
・その規定に従って退職金を計算しているか?
というのが、
最初のチェックポイントです。
税務調査では、
「中小企業は、どうせ好き勝手やっているのだろう!」
というような目で見てきます。
なので、
「当社は中小企業ですが、
きちんとルールを整備して、それに従ってやっています」
ということを示すことが大切になってきます。
「規定がありません!」という会社は、
いますぐに作ってください。
規定をつくること自体、むずかしいことはありません。
規定の内容については、次回につづきます。
(福岡雄吉郎)
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