誰でもが知っている公式
誰でもが知っているお金の公式に
収入 ― 支出 = 残高
というシンプルな公式があります
誰しもが収入を増やすことに考えをめぐらしています。
そして、支出をセーブすれば残高は残るはずだと考えています。
それでは 会社の支出の目的は何でしょうか?
残高(キャッシュフロー)を安定的に出し続けることでしょう。
それは支出の中味にあります。
支出の中身は
・投資
・経費
の2つに分かれます。
投資とは 固定資産の設備、土地、建物を言います。
これらの中身は、収入を意図したものでリターンがあるから出していくものです。
経費の中身は
・消費
・冗費
・浪費
の3つに分けられると考えています。
消費は減じて消えることのない経費なんです。
必ず 返って来て、再び収入に返ってくるべき費用です。
労務費も給与を受け取っている従業員がやる気になって、
生産性を上げてくれればリターンのある消費です。
やる気のない、毒を振りまく授業員の給与は冗費です。
図書費、研究費、出張費、販促費、交際費、
銀行金利・返済金もすべてリターンを感じて使っているか、どうかです。
冗費 何の効果もないリターンのない無駄遣いを言いますが、
なかなか減じえない経費です。(税金もそうです)
浪費は、本人は必要経費と思っているが、周りの人は何の効果もない
単なる無駄遣いに見える出費です。
お金持ちや裕福な会社はリターンのある支出に対しては、
どんどん出費しているのです
効果 見返りのない支出は断じて 支出すべきではありませんが、
リターンのある支出を出すべきで、収入に限らず跳ね返るものなのです。
残高を残すためだけに支出を止めるのは
お金の本質を知らな過ぎるというものです。
(井上和弘)
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