一度 お読みすることをお薦めします
中国人 石 平(日本帰化) 氏による 中国の分析は
日本人の評論家のそれを読むよりも現実味があります。
政府(人民銀行)は 人民元を刷りに刷り 大量に発行して、
中国の躍進の元となる2台の馬車に与えたと石氏は言う
・安い賃金による海外への「輸出」で稼ぐ
・不動産投資(家屋、道路、橋、鉄道、車輛)
の2台である。
売上は、一党独裁の共産政権はすべて輸出で得たお金は ドルとして
吸い上げ外貨準備としている。
2001年以後、経済成長率は、平均25%とアクセルを踏み続け、国内の
固定資産も25%から30%と積みあがっている。
石平氏は、それら稼いだお金が13億人の人民の個人消費に回らず、
GDPにおいても33%しか占めていない(米国70% 日本60%)
2億6000万人となっている農民出身の(中国人)都会離民が不平不満
分子として存在し、これらの人民が爆発すると予測している。
確かに、私も人民銀行によって中国元のコントロールをしていないよ
うに見える発行は、インフレを発生させ、中国の価格の安さの魅力を消
し、輸出にブレーキがかかり、不動産公共投資は ワイロ、汚職を生み、
中国の成長が逆回転しだし、今まで打っている政策がすべて失敗に終
わるのではないかと危惧するのです。
軍備、発展途上国への融資、投資、新幹線、原子力発電の輸出、これら
のマイナスは世界経済への大きな停滞となるでしょう・・・・
石氏は指摘していないが 資源(銅や亜鉛といった非金属、レアメタル、
石油、石炭、鉄鉱石)への中国の投資は驚くほど積極的投資を行ったは
ずです。まさに資源バブルが原油の値下がりによって、最悪の状況がこ
れから表現されるのでは・・・
2001年に米国のエンロンが破綻したように、今、スイスのグレンコ
ア商社の倒産の噂が世界を駆け巡っています。来年の景気に悪い
影響を与えるのでしょう・・・
(井上和弘)
【DVD発売しました!】
DVD「社長の経営財務」を、
日本経営合理化協会より発売しました。
多くの経営者が苦手な、貸借対照表が、
これを見れば驚くほどよくわかります。
詳細&お買い求めはこちらからどうぞ。
【最新書籍のお知らせ】
「儲かる会社をつくるには、赤字決算にしなさい」
がダイヤモンド社から発売中です。
弊社でも、ご注文を受け付けております。
メールにてお問い合わせの方は、こちらをクリックしてください。
【ブログ-井上和弘の寄り道スケッチ】
道場主 井上和弘の趣味、旅、雑学など、
会社経営からちょっと離れた、日常生活をつづったブログ、
「井上和弘の寄り道スケッチ」もぜひご覧ください!
こちらをクリックしてください。
« かんちがい経営があふれている ② | トップページ | かんちがい経営があふれている ③ »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 外形標準課税(2023.11.24)
- 関電問題を考える(2019.10.21)
- 関電 役員高額金品受領問題(2019.10.04)
- メガバンクのリストラの意味することは(2018.09.24)
- 平成30年度 税制改正②(2018.01.12)
コメント