高額退職金を出すには⑨
「高額退職金を出したい」
と相談に来られる方がたくさんいらっしゃいます。
そのために、何をしておくべきでしょうか?
(その8)「もらいすぎ」と思わない
高額退職金を出すと、当然ですが、
損益計算書にのせなければなりません。
そこで、ある経営者は心配されます。
「これだけの額をもらったことが、
万が一、従業員や他の会社の人にもれたら、
どうしましょう。不安で不安で仕方ないです。」
こう心配されます。
「では、額を落としますか?」
と聞くと、
「いや、額はこのままで!」と言うのです…
確かに、そういった気持ちがあるかもしれません。
しかし、私たちからすると、
経営者が創業者であったり、
中興の祖であったり、
高額退職金に見合うだけの功績があるのです。
「もらって当然!」
堂々ともらっていただきたいのです。
どうしても、気が引ける、
という方には、
損益計算書で調整をしていただきたいのです。
税引前利益は一切変えることなく、
高額退職金を出したことを、分散させるのです。
・販管費の中に入れる、
・製造原価の中に入れる、
・特別損失の中に入れる
などなど、
分かりづらくする方法は、いくらでもあります。
こうすれば、見た目、
「あの社長、退職金でこんなにもらったのか?!」
と思われることもなくなります。
それぐらいの工夫をしても、
どうってことはありません。
(福岡雄吉郎)
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