COCO(ココ)壱番屋 廃棄カツ横流し事件を考える
壱番屋は 情報によると
2014年度以降だけでもビーフカツ9万1千枚、
チキン24万2千枚、ロース14万6千枚
メンチ10万4千枚の灰飢渇類を産廃業者に処理をお願いしていた。
産廃業者「ダイゴー」は
廃棄すべき製品を食品販売業者「みのりフーズ」に転売。
とんでもない事件として明らかになっている。
この二業者が厳しく追及されているのは当たり前であるが、
ふとカレー壱番館もおかしなことをやるなー?
疑問を私は持ちました。
①なぜ 転売されることの危険を考えなかったのか?
②なぜ、こんなに多量の廃棄処分の食品材料をだすのか?
産業廃棄物処理のビジネスの方々は、手数処理代をいただいて、
できたらその処理加工して付加価値を付けて再販できないか!
と考えるのが業者達の当たり前になっている。
美しく表現すれば
「もったいない」「再活用ビジネス」と位置づけられるのは当然とも思える。
ビル解体の鉄筋を古鉄として コンクリートを砂に加工する。
段ボールであり、空瓶であり、衣類であり、
多くのものを再利用しようとしても何も非難することはない!
しかし、食品だけは賞味、消費、異物混入等の欠如で
産廃品は絶対加工されてはならないので、
メーカーは再利用されないため、冷凍カツだったら圧縮機にかけて押しつぶす、
ソース類だったら非過食処理をして転売されないように処理して渡すべきです。
ビ二ール等異物混入したから産廃業者に渡したと言っているが、
ビーフもチキンもロースもメンチも
60万枚も同時に作っているじゃあるまいし、
よくもこれだけの不良品を創ったものである。
出さない努力をしていたのでしょうか?
私は、だから冷凍食品化することに大反対であります。
壱時に大量に生産し、在庫しようと考えるのです。
冷凍はやめて チルドにすれば、こんなに大量に作らず、保存できませんし、
日持ちのしない食品をつくれば「おいしい」「在庫回転」が上がります。
こまめに管理することにより、廃棄などでないのです。
「安すぎる商品」には それなりの理由があるのです。
「スキーバス」もそうです。
安けりゃいいのですか?
日本人、商売人は、なぜもっと安心安全を売る、
商売人としての責任を感じて利益をいただくことを考えないのでしょうかね。
世の中、昔より豊かになっているに
商売をする人の心が荒んでいるのでしょうか?
商人としての正義は どこへいってしまったのでしょうか?
(井上和弘)
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