自社株のバトンタッチ
最近、自社株をどう次にバトンタッチさせるか?
「事業承継」をテーマとして、
相談を受けることが多くなっています。
事業承継については、
「いま自分の持っている株式を
どうやって後継者に移動させてゆこうか?」
「相続税がかかって、大変だなぁ…」
と、危機感を覚えていらっしゃる経営者は、とても多いです。
しかし、話をうかがってゆくと、
承継のポイントについて、
ぼんやりとしか、理解されていない方が多いのです。
何に注意しておかなければいけないか?
これからお話してゆきます。
まず、はじめに、株式には2つのイミがある、
ということを知っておいていただきたいのです。
1つ目は、財産としての価値(財産権)
2つ目は、会社を支配するための道具(支配権)
この2つのイミがあるのです。
このうち、
ほとんどの中小企業のオーナー経営者は、
1つ目、「財産としての価値」については、よくお分かりです。
中小企業の株式で、最大の問題点は、
「よそに売れないのに価値がある」
だから、みな悩まれるのです。
いっぽうで、「支配権」のほうは、はっきりいって、
経営者の頭にあることのほうが少ないです。
何%の株を持っておかなければならないか?
何%の株があれば、何ができるか?
こういったことについて、
ご存じの方は少ないと思います。
財産権だけではなく、
支配権についても理解したうえで、
株式を承継させていただきたいのです。
そうしないと、
後継者がのちのち苦労してしまうのです。
(福岡雄吉郎)
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