東証株価が下がった! 大変だ
正月明けから 日本の歴史上にもないほど連日
東京証券取引書の株価が下がった! と大騒ぎになっています。
株価が上がった! 下がった! と騒ぎ、
原油先物代金が上がった! 下がった!
円が上がった! 下がった! と大騒ぎ
確かに大影響を受ける会社にとっては、大変な事なのでしょう・・・
経営コンサルタントの井上 和弘は
少々の株式は所有していますが、別にすぐ売るわけでもなく、
普通の人間は何の痛みも感じていないのではないでしょうか?
それよりも こんなに下がったことを「いいじゃない」と
思わず考えてしまうのです。
なぜ、「良い!」のでしょうか?
良い中小企業(非上場)の会社の株価は高くなり、
相続の時に高額の相続税が次代の経営者に多くのしかかり、
困ることになるのです。
実は、この株価を決める方式は、
ほとんどが「類似業種批准価格」というもの
東証の上場会社の株価を中心に決められ、
毎月、その標準価格が発表されているのです。
ですから、1月の上場会社の株価は数か月後に発表されます。
もし、後継者に株式を譲りたいと思っていらっしゃる方は
1つのチャンスかもしれません!
あのリーマンショックの時も、1年間はかなりの株価の値下がりで、
それを機会に後継者に株を移動しなさいとお薦めしたことがありました。
(その会社自体が倒産の危機に見舞われていました)
悪い事も反面から見たら、いい事にも見えることがあるのです。
この数年のドル円安で輸出産業(運送機械)は
すごく良き利益をたたき出していましたね。
しかし、輸入原材料を使い、光熱費の大消費産業は大変でしたが、
本年は、息を吹き返すでしょう・・
良い事はいつまでも続かず、悪い事もいつまでも続きません。
しかし、ぼーとして考えることをせずに日々を過ごしているだけでは、
女神は現れません。
儲けの女神は 前髪は豊かでも後髪は髪が無く、実は禿なのです。
女神が通り過ぎてから気がついて、
後ろ髪をつかもうとしても掴むことが出来ないといいます。
常に「考え」「集中」していないと 女神に会う事が出来ないのです。
(井上和弘)
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