田辺昇一師匠のおしえ
松下幸之助氏の話は、いつもよく出されていました。
幸之助氏は
「銀行から うまく金を借りるコツは
銀行も大切なお得意先さまだと考えることだ」
「銀行が十万円貸そうと思っているとき、
こちらは8万円しか借りないゆとりある取引を続けることだ。
経営者自ら 銀行と相談すれば助言が得られ、
経営者の人格を理解してもらえる」とおっしゃっています。
経営コンサルタント13年間、私もこのように信じていました。
しかし、独立開業し経営者として32年間で、この言葉に疑問を生じました。
今では、
「銀行は、大切な得意先様とは思うな! 仕入先の1社だと思え!」
と異論を叫んでいます。
原材料や売り物商品を仕入れる業者様と銀行とは どう違うのでしょうか?
仕入先も大切な業者です。大切にすべきです。
お金の支払を待ってくれ(金利を取らず)
鮮度のある材料をいの一番に届けてくれる信頼関係を
取引業者と確立することは大切です。
銀行は、金融情報や商売情報をいの一番に持ってきてくれるでしょうか?
こちらから言わないと金利率や借入条件は改善されません。
支店長も次長も行員も2~3年で他店舗に移動し、
2~3年 自分の実績を上げるのに必死であって、
融資先は「鴨」? みたいなもので
大切な顧客とは心底 思ってはいないでしょう・・・
このことは 銀行を観察していれば十分 分ることです。
仕入業者が低く、銀行が高い位置にあることはありません。
決して、差別することなく、公平に大切にお付き合いをするべきです。
小林一三氏(阪急 東宝創立者)は、
「銀行に嘘を言ってはいけません!
しかし、本当の事を言ってはいけません」
会社に来る業者は、皆 そうなんですよ!
(井上和弘)
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